動画プラットフォーム「TikTok」を運営する中国Bytedanceは2月8日、TikTokのガイドラインを更新すると発表した。危険なチャレンジ動画などへの対策を強化。また、2021年7月〜9月に削除した動画は、9100万本以上(全動画の約1%)に上ることも明らかにした。
TikTokではしばしばチャレンジ動画が流行するが、危険なチャレンジも多い。2021年ごろ、気を失うまで自分の首を締めるチャレンジが流行し、未成年の死亡が相次ぐなど、事故が多発していた。
従来のガイドラインで、チャレンジ動画に関するポリシーは、自殺・自傷行為関連のカテゴリーに含まれていたが、新たに専用のカテゴリーを設置した。
摂食障害を助長するコンテンツの対策も強化。摂食障害と診断されていなくても、過度な運動や短期間の断食など、摂食障害につながり得るコンテンツについて、専門家との協議の上で対策する。
性別や性的嗜好による差別などの禁止事項はより明確化。サイバーセキュリティ対策もグローバルで強化する。「おすすめフィード」に推薦できないコンテンツカテゴリーは、詳細に確認できるようにする。
同日、四半期ごとに発表している「コミュニティガイドライン施行レポート」も発表。削除した動画の約過半数が「未成年の安全性」の問題によるものだったことを明らかにした。
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