東京電力は2月9日、10日の予想使用電力は供給力の96%になり「厳しい」とする見通しを発表した。低気温による需要増や悪天候による太陽光出力の低下により、厳しい電力需給を想定しているが、火力発電の出力を上げるなどで対応し、安定供給を維持できるとしている。
併せて「日常生活に支障のない範囲での効率的な電気のご使用にご協力をお願いします」と案内している。
国土交通省と気象庁は、関東甲信地方を中心に10日から11日にかけて大雪となる所があると公表。東京23区では5〜10cmの降雪量を予想しており、警報級の大雪になる可能性があるという。同省らは「大雪の場合は、不要不急の外出を控えてください」とした上で、気象庁は着雪による停電にも注意を呼び掛けている。
1月6日の大雪の際には、同日午後4時時点での電力使用見通しはピーク時で97%、電力の需給逼迫(ひっぱく)度は最高レベルの「非常に厳しい」となった。これにより、東京電力は北海道電力や東北電力などに電力の融通を要請していた。
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