愛知県は2月10日、PCR検査のデータを管理しているシステムにランサムウェア攻撃を受けたと発表した。個人情報漏えいなどの二次的被害はないとしている。
システムには、保健所の検査を受けた濃厚接触者の氏名や年齢、検査結果など約4万3000件分が記録されている。県職員が5日に同システムを立ち上げたところ、画面に英語が表記され、使用できない状態になっていたという。県が調査したところ、県が管理するサーバに不正アクセスがあったことが分かった。
県は「この攻撃に対する要求には応じず、引き続き、関係機関と連携しながら適切に対応する」とコメント。現在、攻撃を受けたサーバは、外部からアクセスできないように停止済み。システムの代替として電子メールを使い、PCR検査は継続する。
朝日新聞の報道によると、攻撃者はシステム復旧と引き換えにビットコインを支払うように要求。支払いが遅れるほど身代金が上がるとしているという。
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