NHK総合テレビで2月11日に放送した「北京五輪 スノーボード男子ハーフパイプ・決勝」で、日本代表の平野歩夢選手が最後の挑戦のために滑り出した時に画面が「サブチャンネル切り替え方法のご案内」に変わり、決定的な瞬間を見逃す人が続出。SNSにはNHKに対する恨み節があふれた。
NHKは気象情報を放送するために競技の中継を中断し、サブチャンネルに切り替えた。しかしサブチャンネルへの切り替えに手間取ったり、切り替え方法が分からず慌てたりした家庭も多かったようだ。
平野選手は最後の試技で96.00の高得点をマークし、念願の金メダルを獲得した。このときSNSには快挙を祝う言葉に加え、「最終滑走、生で見られませんでした(泣)」「金メダルの瞬間見逃した!」「やってくれたなNHK」「サブチャンネルは国民の敵」といった怒りや悲しみの声も上がっていた。
サブチャンネルについては「画面が粗い」という不満もあった。サブチャンネルが通常の放送に比べて解像度が低いためで、昨年夏の「東京2020オリンピック・パラリンピック」でも度々話題になっていた。
Twitterではその後「サブチャンネル」がトレンド入り。「金メダル」や平野歩夢選手が決めた大技「トリプルコーク1440」と共にしばらく上位を占めた。
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