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Intel、暗号資産マイニング市場参入 年内に専用GPU“ブロックチェーンアクセラレータ”リリースへ

» 2022年02月14日 08時59分 公開
[ITmedia]

 米Intelは2月11日(現地時間)、マイニング効率が従来のGPUの1000倍上という“ブロックチェーンアクセラレータ”を年内に出荷すると発表した。そのための新たなグループ「Custom Compute Group」の立ち上げも発表した。

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 このブロックチェーンアクセラレータは、「ハッシュ関数SHA-256ベースのマイニング用の主流のGPUよりもワット当たり1000倍以上優れたパフォーマンスを持つ」とIntelは説明する。

 ジャック・ドーシーCEO率いる米決済企業Block(旧Square)と英暗号資産マイニング企業Argo Blockchainがこのシステムを採用する最初の企業になる見込み。

 ドーシー氏は1月、Blockでオープンなビットコインマイニングシステムの構築に取り組んでいると発表しており、このシステムにIntelのハードウェアを採用するようだ。

 Intelは、この取り組みでは持続可能性に重点を置いており、「最もエネルギー効率の高いコンピューティング技術を大規模に開発する」としている。

 Intelはこのシステムに関する詳細を、20日に開催予定の半導体関連の国際学会「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference) 2022」で発表する予定だ。

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