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米Sony、穴が空いた完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」発表 音声ARで米Nianticと協業へ

» 2022年02月16日 04時20分 公開
[ITmedia]

 米Sony Electronicsは2月15日(現地時間)、環状のドライバーユニットを搭載した新コンセプトの完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」を発表した。価格は179.99ドル。同時にMicrosoft、Spotify、Nianticとの協業も発表している。

完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」
イヤフォン本体はわずか4g

 ドーナツ状のスピーカー部と半球状の本体をつないだユニークな完全ワイヤレスイヤフォン。小型軽量で耳の凹凸にすっぽりと収まる設計になっている。片側の重量は約4g。

 「リングドライバーユニット」と呼ぶスピーカー部は中央に穴があり「周囲の音とデジタル音を自然にブレンドする」という。通話時の雑音を低減するノイズ抑制機能や雑音の大きさに応じて再生音量を自動調整する機能も備えた。

穴が空いた「リングドライバーユニット」
急速充電に対応。イヤフォン単体で最長5時間半、充電ケース併用で最長17時間半駆動する

 操作方法も独特だ。ジャイロセンサーを搭載しており、イヤフォン本体ではなく耳の周囲を軽く叩くことで反応する。

 駆動時間はイヤフォン内蔵バッテリーで最長5時間半。充電ケースを併用すると最長17時間半まで延ばせる。急速充電機能も備えた。

 立体音響技術にも対応した。SonyはLinkBudsユーザーに新しい体験を提供するとして、Microsoftや音楽配信のSpotify、「Pokemon GO」(ポケモンGO)で知られるNianticとの協業を発表。このうちNianticとの協業はAR位置情報ゲームの「Ingress」に関するもので、詳細は年内に発表するとしている。

 米Nianticの副社長で日本法人の代表を務める村井説人さんは「ソニーの音声技術とNianticの持つAR技術が連携することで、これまでの視覚的なARだけでは作れなかった新しいAR体験の提供が可能になる。現実世界の中により没入感のあるAR世界を提供できることを楽しみにしている」という。

【訂正:2022年2月16日11時00分更新 ※誤解を招く表現を改めました】

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