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MiKeタクシーにアイリスオーニャマ、「猫の日」に猫をかぶる企業アカウント続出(1/2 ページ)

» 2022年02月22日 13時56分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 MiKeタクシー、にゃマト運輸、アイリスオーニャマ、バーミニャン、ジョニャサン──100年に一度の“スーパー猫の日”(通称)といわれる2022年2月22日、Twitterでは1日限定で改称する企業アカウントが続出した。

 京都を中心に全国8都市に展開するタクシー会社のエムケイは「MiKe(三毛)タクシー」に改称し、Twitterのトップ画像を大量の猫のイラストで埋めた。

 エムケイは22日から1カ月間、恒例の「MKねこタクシー」を運行する。猫のしっぽなどの装飾を施し、車内は使用済みのドライバー手袋を再利用して作った猫のぬいぐるみを飾る。ぬいぐるみはエムケイの人事部が手作りしたという。

「MKねこタクシー」

 ねこタクシーはSNSの声を参考に現場のドライバーが提案したというもので今年で4年目。毎年、数台しか運行しないため、利用者には完全にレアキャラ扱い。今年は京都で4台のみ運行する。

新参猫はフォロワーと盛り上がりたい

 アイリスオーヤマは今年初めてTwitterアカウントを「アイリスオーニャマ」に改称し、耳とヒゲとしっぽが生えた新しいロゴマークを公開した。デザイン部門ではなくSNS担当者が手作りした。

SNS担当者が手作りした「アイリスオーニャマ」ロゴマーク

 この日のために作った「ニャーキュレーター」(試作機)は、ピンと立った耳と本体の猫柄、肉球型の電源スイッチなどが特徴のサーキュレーター。人感センサーの搭載により、知らない人間が近付いても無視しない愛嬌を備えた。

「ニャーキュレーター」(試作機)

 現時点で商品化の予定はなし。ただしTwitterで「いいね」とリツイート数が増えると猫カフェで撮影した写真や癒し動画、開発秘話などを順次公開する。開発秘話はnoteで公開する予定で、ニャーキュレーターの開発経緯や実現しなかった他の企画の話も盛り込むつもりだ。

 担当者は「ここ数年の猫の日の盛り上がりを見て、ペット用品も扱う会社として参加を決めた。投稿をきっかけにフォローしてくれる方々と盛り上がることができれば」と話していた。

 他にも1日限定で改称した企業アカウントは多い。猫の日には欠かせないヤマト運輸は「にゃマト運輸」に、ファミリーレストランのバーミヤンは「バーミニャン」、ジョナサンは「ジョニャサン」、ガストは「ニャスト」、夢庵は「夢にゃん」になった。

 テレビではBSテレ東が「BSキャッ東」を名乗り猫の日特別編成番組を流し、集英社はまんがアプリ「マンガワン」を「マンガニャン」に変えて猫が登場するまんが5作品を無料公開している。

 たまには猫をかぶる企業も悪くない。

集英社のまんがアプリ「マンガニャン」(マンガワン)
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