卒業アルバムのメーカーであるダイコロ(大阪府枚方市)は2月22日、卒業アルバムのプラットフォーム「卒アルモバイル」を開発したと発表した。スマートフォンなどのデバイス上から卒業アルバムを閲覧できる。写真以外にも動画や音声データも掲載できるとしている。
生徒たちは在学中に専用アプリ「Touch&」を使うことで、学校生活の写真・動画の購入や写真集作成、写真・動画保存などのサービスも利用できる。卒業を迎えると、卒アルモバイルが公開され、卒業アルバムを閲覧できるようになる。卒業後にもデータの追加が可能で、気に入らない写真などを差し替えることもできるという。自分以外にも最大5人にまでアルバムを共有できる。
同社によれば、デジタル卒業アルバムのプラットフォームは世界初という。コロナ禍により学校行事が縮小したり、マスク姿の写真ばかりが増えたりしているため、学校関係者からはアルバム製作に苦労する声が上がっているという。一方で、GIGAスクール構想などで学校のデジタル化が進展。生徒たちのITリテラシーは向上している。
同社ではそんな環境に合わせて卒アルモバイルを開発。紙のアルバムでは掲載できない動画や音による表現で、学校行事の少なさをカバーするリッチなコンテンツを掲載できるとしている。
卒アルモバイルは、4月1日から全国の学校向けに販売。希望に応じて紙のアルバムの製作にも対応するという。
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