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b8ta Japanが米国本社から独立 米国は全店舗閉店済み、今後は日本で事業継続

» 2022年02月25日 11時42分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 ハイテクガジェット展示スペース「b8ta」を運営するb8ta Japan(東京都千代田区)は2月24日、2021年12月末に米国の本社から、日本国内向け事業における商標権とソフトウェアのライセンスを独占的に取得したと発表した。米b8taは22年2月18日に全店舗閉店したが、b8ta Japanは今後も独立し事業を続けるという。

b8ta Japan公式Webサイトから引用

 b8ta Japanの北川卓司代表は「米国事業は日本とは比べものにならないほど、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた。2021年から、体験型ストアの運営からライブコマースを中心とした非接触型のビジネスモデルへとシフトする中で、お互いの資本関係解消、今回のライセンス取得合意に致った」と経緯を説明している。

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 b8ta Japanは2月中に株式会社に移行し、第三者割当増資も実施予定。日本以外のアジア地域への進出も計画していると明かしている。

 b8ta Japanは、ベンチャーキャピタルの米Evolution Venturesと米b8taの合弁会社として2019年に設立。その後2020年9月に、米b8taとの資本関係を解消し、b8taの商標とソフトウェアの日本国内での使用に対して、ライセンス料を支払うモデルに移行していた。

【修正履歴:2022年2月25日午後0時50分 タイトルの一部の表現を修正しました】



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