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CP+2022に学ぶ、「オンラインイベント」はどうあるべきか小寺信良のIT大作戦(1/5 ページ)

» 2022年02月26日 09時04分 公開
[小寺信良ITmedia]

 2月22日から27日の6日間、カメラと写真映像のワールドプレミアショー、「CP+2022」がオンラインで開催された。当初会場イベントとオンラインのハイブリッド展示になるはずだったものが、2月7日、オミクロン株による感染拡大によって、会場イベントは中止と発表された。

 CP+が会場イベントを行ったのは、2019年が最後となる。2020年はイベント自体が中止、2021年はオンラインのみの開催だった。2021年11月に行なわれたIntre BEE 2021の段階では会場イベントも開催できていたので、3年越しの会場イベントに賭けていた関係者および出展者は残念だっただろう。もちろん来場予定だった方も、思いは同じだったはずである。

photo CP+ 2019プロ向け動画エリアの模様

 CP+は、主にコンシューマーユーザーに向けたカメラおよび関連機器の展示会として、2010年からスタートした。昨今ではカメラメーカーが動画に力を入れ始めたため、CP+も動画関連の展示は増えてきていたが、Inter BEEが放送・映画業界のプロ向けの展示会なのに比べれば、Vloggerなどのアマチュア層にとっては、CP+のほうが分かりやすい。

 今年は22日の開幕早々サイトがダウンするというトラブルに見舞われたが、会場イベントがなくなったぶん、オンラインにアクセスが集中したということだろう。当日午後1時半ごろから徐々に復旧し、それ以降は問題なく視聴できている。

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