米Twitterで「Site Integrity」担当ディレクターを務めるヨエル・ロス氏は2月28日(現地時間)、ロシアの国家関連メディアのWebサイトへのリンクを共有するツイートに注意喚起のラベルを付ける取り組みを開始したとツイートで発表した。
「人々がロシアのウクライナ侵攻に関する信頼できる情報をTwitterで探している今、(中略)ユーザーの目に触れるコンテンツの背後にいるのが誰か、そして、彼らの動機と意図がなんであるかを理解しやすくする必要がある」とロス氏は説明した。
ラベルは、目立つオレンジ色の[!]アイコン、「このツイートはロシア政府と関連のあるメディアWebサイトにリンクしています」という文言、「Twitterにおける政府および国家当局関係メディアアカウントラベルについて」というヘルプセンターのページへのリンクで構成されている。
Twitterは2020年8月に国連常任理事の5カ国(米、英、中、仏、露)の主要な政府関係者と国営メディアのアカウントにラベルを付け、昨年2月にはその範囲をG7他数カ国(カナダ、キューバ、エクアドル、エジプト、ドイツ、ホンジュラス、インドネシア、イラン、イタリア、日本、サウジアラビア、セルビア、スペイン、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦)に拡大し、国家元首とみなされる個人アカウントにも追加した。
ロシア国営メディアRTなどのツイートには既にラベルが付いているが、新たなラベルは個人によるRTなどのロシア関連メディアへのリンクのツイートに付けられる。
Twitterは昨年3月から新型コロナワクチンの誤情報にもラベル付けをしている。
ロス氏は、向こう数週間中に他の国家関連メディアのコンテンツにもラベルを付けていくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR