電通は3月1日、タップやフリック、文字入力などの操作を想定したオリジナルのシステム操作音をフリー素材として公開した。「SND」と名付けられたこの音声は、ソフトウェアのUX(ユーザーエクスペリエンス)開発者向けに開発したもので、商用利用も可能としている。
今回公開したのは、プログラムで生成した電子的なサウンドと、生楽器の音を収録したアコースティックなサウンドの2種類。それぞれ、Webやアプリの操作時や映像などと連動できる音声を、20個以上のWAV形式のデータで用意しており、併せてJavaScriptライブラリも公開している。
同社は「近年、スマートスピーカーやワイヤレスイヤフォンの普及により、ユーザーの操作時にシステムがどのように反応するかデザインする『インタラクション・デザイン』 における『音』の重要性が増している」と経緯を説明。UX開発者がより気軽に、UIを設計できるよう、無償公開を決めたという。
同社は今後も継続的に、新しい音源を追加していくとしている。
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