クレジットカードの国際ブランドである米Visaと米Mastercardは3月5日(現地時間)、ロシアでの事業を停止すると発表した。
Visaのサービス停止は即日発効し、ロシア国内のクライアントおよびパートナーとの協力で、今後数日間のすべてのVisaでの取引を停止する。完了すると、ロシアで発行されたカードで行われたすべての取引はロシア国外で機能しなくなり、ロシア国外の金融機関によって発行されたカードはロシア連邦内で機能しなくなる。
米Bloombergによると、ロシアで発行されたカードを持っている人はそのカードで商品やサービスの支払いが可能だが、VisaもMastarcardも取引を処理せず、ロシアのNational Paymet Card System(NSPK)が処理を代行する必要があるという。
Mastercardのプレスリリースもほぼ同様の内容だ。Mastercardは、「われわれはこの決定を軽く考えてはいない」としている。
ロシアによる2月25日のウクライナ侵攻後、Apple、Oracle、Microsoft、Paypalなど、多数の企業がロシアでのサービス停止を発表している。
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