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「地球の道路に飽きたところよ!」と言われた気がしたので、火星を走ってきたCloseBox(2/3 ページ)

» 2022年03月08日 08時44分 公開
[松尾公也ITmedia]

火星探検、自転車で

 現在のところは早期アクセス版ということで、無料で提供されている。これはありがたい。Zwiftをはじめとするバーチャルサイクリングアプリはほとんどが有料で、月額かなりお高い。Zwiftが1650円、ROUVYは12ドル。機能を追加した製品版のリリース時には有償化されるそうだが、お金を払うに十分な楽しさが提供されるのを期待したい。

 このSOL Cycling、地球を遠く離れ、赤い惑星(彗星ではない)こと、火星を走れるのだ。NASA、JPLによる映像、データをベースに再現された火星の地表を、防護スーツと専用の自転車に乗って走る(という設定)。走行には火星の重力や気象も反映されているという。

photo タイヤは形状記憶合金でできているらしい、火星探査用自転車

 画面はすごく赤っぽい。火星だから。ロケットなんかがある基地以外、赤ちゃけた地形しかない火星を走り回るのである。一応ゲームらしく、砂嵐が襲ってきて走行不能になりゲームエンドとなる。逃げ切って目的地に辿り着くという、ミッションがあるのだ。

photo 地球の道路に飽きたら火星を走ろう

 筆者が使っているローラー台のスピードセンサー、ケイデンスセンサーは対応してくれたので、Zwiftのようにちゃんと走る。数値キーによって、ビューが変わるのもZwiftっぽい。視点が回転しながら自分を表示してくれるモードが楽しい。

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