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M1になった「iPad Air」、第4世代と徹底比較してみた(1/2 ページ)

» 2022年03月09日 11時00分 公開
[山川晶之ITmedia]

 米Appleが第5世代のiPad Airを発表した。主なトピックは「Apple M1」を搭載したことだが、他に変更点はあるのだろうか。おさらいしてみる。

新型「iPad Air」

 ディスプレイを含めた外観デザインは第4世代と全く変わらない。10.9インチのLiquid Retinaディスプレイは、解像度が2360×1640ピクセル、輝度は500ニト、P3色域、TrueTone対応と、前モデルと同じだ。iPad Proに搭載されている120Hz駆動の「ProMotion」にも非対応。Touch ID搭載、第2世代Apple PencilやMagic Keyboard、Smart Folio Keyboardへの対応は、第4世代と同じだ。

ディスプレイは全く同じ

 一方で、最も大きな変更点は、先述の通りApple M1を搭載したことにある。すでにiPad Proで導入されているが、前モデルのA14 Bionicと比較して、CPUの処理速度で60%高速化した。これにあわせて、前モデルでは4GB(非公開)とされていたメモリ容量が8GBに増えた。

M1になった以外にRAMが8GBに倍増している

 第4世代のセルラーモデルは4G通信までしか利用できなかったが、第5世代では新たに5G通信に対応。USB-Cの転送速度も向上しており、5Gbpsから10Gbpsに倍増。外部出力のモニター解像度も4Kから6Kに引き上げられた。ただし、iPad Proで対応したThunderbolt 4には非対応。

 前面カメラもアップデートされた。700万画素から1200万画素に刷新、視野角122度の超広角カメラになり、被写体を追尾するセンターフレームに対応した。その他、「映画レベルのビデオ手ブレ補正」や、拡張ダイナミックレンジ、手ブレ補正を使ったタイムラプス動画など、背面カメラ並みに機能が追加されている。

前面カメラを刷新し、センターフレームに対応
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