日立、ロシアでの事業を停止

[ITmedia]

　日立製作所は3月10日、ロシアでの事業を順次停止すると発表した。報道によると、ウクライナ政府からロシアでの事業停止を求めらていたという。

開示資料より

　日立は、ロシアへの輸出と、製造拠点の稼働を停止する。市民生活に欠かせない電力設備の稼働は続ける。

　日立グループのロシア向け売上は、2022年3月期連結売上高見通しの0.5％で、その過半が建設機械事業という。現時点では、ウクライナ情勢による業績への大きな影響はない見通し。

　ウクライナには、日立グループの米子会社のエンジニアリング拠点がある。同拠点の従業員は、ウクライナの安全な地域や他国への避難を進めており、同社のオペレーションに大きな影響は生じていないという。