ソフトバンクは3月23日、米Sandbox AQとパートナーシップ契約を結んだと発表した。共同で量子コンピュータでも解読できない耐量子計算機暗号を使ったVPNなどの実用化を進める。
Sandbox AQは量子コンピューティングとAI技術を活用するSaaSベンダー。提携により、米国が進める「耐量子計算機暗号標準化プロジェクト」で最終候補や代替候補として選ばれた耐量子計算機暗号アルゴリズムを活用した技術検証ができるようになる。
ソフトバンクは夏までに4Gや5G、Wi-Fiなどさまざまな通信ネットワーク上で耐量子計算機暗号アルゴリズムを動作させて性能を評価。商用ネットワークへの実装も検討する。
同社は、現在は通信の秘密を保護するため公開鍵暗号などの技術が活用されているが、量子コンピュータの登場で暗号が解読されやすくなる恐れがあるとしている。
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