ガンダムメタバースの名前は「SIDE-G」 バーチャル空間の集合体に 「ガンプラコロニー」秋公開

[ITmedia]

　バンダイナムコグループは3月29日、ガンダムのメタバースを「SIDE-G」と命名すると発表した。作中のスペースコロニー群（サイド3など）を模し、独立したバーチャル空間の集合体として構築する。

ガンダムメタバースのイメージ

　バンダイは「最初から完成したメタバースを公開するのではない」とし、「アニメ」「ガンプラ」「ゲーム」といった分野ごとのオンラインコミュニティを作り、いくつかのフェーズに分けて公開するとした。

　最初は「ガンプラコロニー」。21年にテスト運用した「ガンダムベースバーチャルワールド」をベースに、ガンプラをスキャンして戦う「ガンプラバトル」、ガンプラコンテスト、オンライン講座などを開催できるバーチャル空間を作る。今秋から試験運用を始めるとしている。

　23年公開予定の「esportsコロニー」は、FPSゲーム「GUNDAM EVOLUTION」やオンライン対戦に対応した「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」のユーザーが世界中から集まるゲームコミュニティを目指す。利用者は共通アカウント「バンダイナムコID」でコミュニティやサービスを横断して参加できる。

21年にテスト運用した「ガンダムベースバーチャルワールド」

SIDE-Gにはガンプラ、 ゲーム、音楽などのスペースコロニー（バーチャル空間）が続々とできる予定

　バンダイは「ガンダムメタバースの目指す姿は世界中のガンダムファンが集い、語り合い、様々なカテゴリーのコンテンツに出会い、ふれあう場の創出。ガンプラ、 ゲーム、音楽など様々なカテゴリーが主体となるスペースコロニーが続々と仮想空間内に打ち上げられていく」と説明している。

　バンダイナムコグループは22年4月から始まる新中期経営計画でファンと深く長くつながるIP戦略の一環としてIPメタバース開発を表明した。SIDE-GはIPメタバースの最初の例となる。