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Googleマップ、日本で通行料金表示やApple製品サポート強化などの新機能

» 2022年04月06日 10時26分 公開
[ITmedia]

 米Googleは4月5日(現地時間)、「Googleマップ」に今後追加する予定の複数の新機能を発表した。

有料道路の通行料金を表示

 Googleマップのナビでは、有料道路を使うか使わないかを選択できるが、有料道路を使うと通行料金がいくら掛かるのかは分からなかった。これが、日本を含む幾つかの地域の約2000の有料道路について、通行料金が表示されるようになる。

 有料道路を選択肢に入れている場合、ナビの候補で有料道路を選んだ場合の目的までの推定通行料金が表示される。データは有料道路管理者の情報に基づく。


 この機能は、AndroidとiOSアプリで今月中に利用可能になる。他の国にも“間もなく”提供する計画だ。

ナビ画面に信号や中央分離帯なども詳しく表示

 Googleマップのナビ画面に、信号や一時停止の標識、周囲の建物の輪郭などが表示されるようになる。初めてドライブする慣れない道や夜間の運転に役立ちそうだ。一部の都市(具体的には言及していないが東京も含みそうだ)では、中央分離帯の有無や道幅などの情報も表示する。

 signals ナビ画面に信号や標識が表示される(左はPixelの、右はiPhoneの画面)

 この機能はAndroid、iOS、Android Auto、CarPlayで、向こう数週間中に一部の国で利用可能になる見込みだ。

Apple製品への対応強化

 Googleは、iPhoneとApple WatchのGoogleマップアプリの改善と、Siri対応も発表した。

iPhoneの新ウィジェットでホーム画面からGoogleマップの経路を開く

 iOSの新しいウィジェットで、iPhoneのホーム画面から特定の経路マップを直接開けるようになる。ウィジェットには、到着時刻や乗換案内、車の場合の推奨ルートも表示される。

 既存のGoogleマップの検索ウィジェットはコンパクトになる。

 このウィジェットは向こう数週間中に利用可能になる。Googleマップアプリの最新版が必要だ。

Apple Watchで直接ナビ利用が可能に

 Apple WatchのGoogleマップショートカットをタップすることでApple Watchでのナビを開始できるようになる。現在は、iPhoneでナビを開始する必要がある。

 また、「Take me home」(家につれて帰って)というコンプリケーションをApple Watchに追加しておくと、どこにいても1タップで自宅までのナビを開始できる。

 これらの機能は、向こう数週間中に利用可能になる。

 ios iPhoneのマップウィジェット(左)とApple Watchの「Take me home」

SiriとSpotlightに対応

 Appleの音声アシスタント「Siri」、検索機能「Spotlight」に対応する。ショートカットを設定しておけば、「Hey Siri、Googleマップで検索」などと言うことで、Googleマップを開ける。

 この機能は向こう数カ月中に利用可能になる。Siriでの検索機能は夏以降にさらに強化されるという。

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