集英社が漫画アプリ「ジャンプ+」で4月11日午前0時ごろに公開した読み切り漫画「さよなら絵梨」が話題だ。閲覧数は公開から1日足らずで220万回を突破。漫画「チェンソーマン」作者・藤本タツキさんの最新作で、Twitterでも「藤本タツ」(原文ママ)「 #さよなら絵梨」といったワードがトレンド入りした。
誕生日にスマートフォンを買ってもらった少年・伊藤優太が主人公の物語。病気になった母をスマホで撮り続ける優太だが、死の瞬間だけは撮影できない。「死ぬ瞬間まで撮ってほしい」といわれるも、それを拒み、逃げ出す優太。病院から駆け出すと、背後では爆発が──。
ページ数は全200P。アプリではすでに8000件以上のコメントを集めている。Twitterでも「タツキ先生の創作観が分かる」「どこからが現実でどこからが創作か分からなくなる」と話題だ。
藤本タツキさんは2021年7月にも読み切り漫画「ルックバック」をジャンプ+で公開。閲覧数は一晩で120万回を超え、さよなら絵梨と同様に話題を集めた。一方、作中に登場する暴漢のせりふに対し「統合失調症の患者が犯罪を起こすという偏見につながるのでは」といった批判があり、後に内容を修正した。
ただし同年9月に販売した単行本版では、集英社と協議してせりふなどをオリジナルに近い形に再修正して出版した。中日新聞によれば、単行本の累計発行部数は50万部以上という。
さよなら絵梨は2022年5月10日まで無料で公開予定。
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