気象庁と環境省は4月19日、「熱中症警戒アラート」の運用を27日から始めると発表した。熱中症の危険性が高い暑さになると予想した場合、前日の夕方か、当日の早朝に都道府県ごとに発表する。期間は10月26日まで。
熱中症警戒アラートは、環境省が発表する気温や湿度、輻射熱(日差しなど)から「暑さ指数」(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)を算出し、熱中症の危険性が極めて高い地域に警戒を呼びかけるもの。20年7月に関東甲信地方(1都8県)で運用を始め、21年4月から全国に広げた。
熱中症警戒アラートの発表状況は気象庁のWebサイトに掲載する。21年は対象期間だった183日間のうち75日で、延べ613回のアラートを発表した。
アラートが出た地域ではメディアなどを通じてこまめな水分補給や外出自粛、エアコンを動かすといった暑さ対策を呼び掛ける。アラートが出た際に無料でメールを配信するサービス(すぐメールPlus+)やプッシュ通知で知らせるスマホアプリ(Yahoo! JAPNアプリなど)もある。
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