ペルチェ素子に対して電流の向きを変えると、冷える面と暖まる面が逆転するため、ウォームモードとして利用できる。ただ暖めるという用途は着ている衣服の量や種類などに依存するため、スマートモードは搭載せず、従来通り段階的なモード選択となっている。
加えて、「AUTO START/STOP機能」がある。これはユーザーが明示的に電源ボタンを入れるといったアクションを起こすことなく、装着すれば自動的にONになり、外してテーブルなどに置けば自動的に停止する。SMART COOL MODEと組み合わせれば、操作ゼロで運用できることになる。
ユーザーが期待する冷却能力は、使用する環境や時間帯、行動などによって個人差がある。炎天下で外回り、みたいなときには、背筋も凍るほどにガンガンに冷やすモードが欲しくなるところだ。
この「もっと冷えて欲しい」という要求は初代の時からあり、それまで「レベル3」までだったステップが、2世代目でレベル4までに拡張されたという経緯がある。それでも足りないという「冷却ジャンキー」のために用意されたかどうかは定かではないが、レベル4のさらに上、「レベル4+」が用意された。これはマニュアルでレベル4に設定したうえで外部電源に接続すると、レベル4以上に冷えるというモードである。
同梱のUSB-TypeCケーブルはL字型になっており、装着した状態で外部電源につなぎやすくなっている。
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