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イーロン・マスク氏、Twitter買収資金71億ドル超をラリー・エリソン氏やサウジの王子などから調達

» 2022年05月06日 08時54分 公開
[ITmedia]

 米Twitterの買収で合意したイーロン・マスク氏が、複数の投資家から買収資金として71億4000万ドルを確保したことが、Twitterが米証券取引委員会に提出した5月5日付の文書で明らかになった。

 今回出資するのは米Oracleの共同創業者でTeslaの大株主でもあるラリー・エリソン氏(10億ドル)、米VC大手のSequoia Capital(7億ドル)、暗号通貨取引所大手のBinance(5億ドル)など。

 sec 1 投資家一覧(SEC提出文書より)

 また、Twitterの主要株主であるサウジアラビアのアル=ワリード・ビン・タラール王子が18億9000万ドル相当の株式を現金化せず、買収手続きに投じることで合意した。

 sec 2 アル=ワリード王子も参加

 アル=ワリード王子は当初、マスク氏によるTwitter買収に否定的な考えをツイートしていたが、4日にはマスク氏のツイートに「あなたはTwitterの大きな可能性を推進し、最大化するための優れたリーダーになると信じている」とリプライした。


 マスク氏は4月、440億ドルでTwitterを買収することで合意した。その資金として金融機関が130億ドルの投資と125億ドルの融資に合意し、残り210億ドルはマスク氏が現金で捻出するとしていた。今回投資家から追加資金を調達したことにより、金融機関からの融資は62億5000万ドルに減額する。

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