IPA(情報処理推進機構)は5月9日、連休明けのメール確認をきっかけにマルウェアに感染するリスクが高まっているとして、公式Twitterアカウントで注意喚起した。警視庁や各都道府県警なども同様に注意を呼び掛けている。
連休明けは確認するメールの量が増えることから警戒が弱まり、不審なメールやその添付ファイルを開きやすいという。IPAは普段以上に警戒してメールを確認するよう呼び掛けている他、追加のセキュリティ対策として連休中に持ち出した機器のウイルスチェックや、使っているソフトウェアのアップデートなどにも気を配るよう注意喚起している。
メールを介するマルウェアでは、メールの添付ファイルやリンクを開くことで感染する「Emotet」が2月ごろから再流行している。IPAによれば、1〜3月の感染報告は計656件。2021年10〜12月に比べ約54.7倍に増えたという。
猛威振るう「Emotet」の感染確認ツールがアップデート 検知手法を追加
1〜3月のEmotet相談件数は計656件 前四半期から約54.7倍と“爆増” IPAが報告
Emotetに新たな攻撃手段 添付されたショートカットファイルに注意
電通大がEmotet感染、メールサーバがマルウェア送信に悪用され謝罪Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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