米MasterCardは5月17日(現地時間)、買い物客が店頭のレジのカメラに笑顔を向けるだけで決済できる「Biometric Checkout Program」を発表した。まずはブラジルでパイロットプログラムを開始する。
NEC、Payface、Aurus、PaybyFace、PopID、富士通が技術パートナーとなっている。
Mastercardは「両手が荷物でいっぱいのときに、スマートフォンを取り出したり財布を探したりする必要はもうありません。次世代の対面支払い決済では、笑顔か手を振ることだけで完了します」としている。
このプログラムに参加する加盟店は、買い物客にアプリを介してプログラムに登録するオプションを提供する。登録した買い物客は、請求書を確認してカメラに向かって微笑むか、読み取り機に手をかざすことでチェックアウトできる。
顔認証データについては近年、プライバシーの懸念が高まっているが、Mastercardは「銀行、加盟店、テクノロジー提供企業向けのコンプライアンス基準を確立している」と説明した。
また、消費者の84%は生体認証技術に治して前向きな姿勢を示しており、非接触型生体認証技術の市場は2026年までに186億ドルに達するという予測を示した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR