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「povo2.0」が“ほぼ0円”で使える? いつもの買い物でデータ容量がもらえる「ギガ活」のユニークさ(1/3 ページ)

» 2022年05月21日 11時00分 公開
[山川晶之ITmedia]

 楽天モバイルが5月13日に新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表して以来、モバイル業界に波紋が広がっている。楽天市場でのポイントアップなど同社サービスとの連携強化が目的としているが、ざっくりいうと、月額0円だった最低利用料が1078円に引き上げられた。

 容量を多く使うユーザーにとっては影響がなく、楽天サービスを使う上でポイント還元などを今までよりも受けられるようになるが、サブ回線として使っていたユーザーからすると、有料化のインパクトは相当あったようで、基本料0円の「povo2.0」に乗り換えるという声も。KDDIは、楽天が新プラン発表後に迎えた週末の申し込み数が、前月の同じ週と比べて2.5倍に増えたと明かしている。

 注目を集めるpovo2.0だが、プランの骨子は楽天モバイルとかなり異なる。月額0円でも使える(データ通信は128kbps)が、「トッピング」と呼ばれるオプションを追加で購入して「ユーザーの好みに合わせてプランを組める」というのが最大の特徴。

 楽天モバイルと違って音声通話は有料(通話定額の有料オプションがある)で、データ容量も1GB(390円)から150GB(1万2980円)までを用意。24時間データ使い放題(330円)や、KDDI以外で購入したSIMフリースマホなども保証してくれる「スマホ故障サポート」(月額830円)などもありユニークだ。

「povo2.0」で用意しているトッピングの一部
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