Broadcom、VMwareを610億ドル(約7.8兆円)で買収
米半導体メーカーのBroadcomは5月26日(現地時間)、クラウドコンピューティングや仮想化技術を手掛ける米VMwareを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は約610億ドル(約7.8兆円)。VMwareの約80億ドルの負債も引き受ける。
2022年の買収としては、1月の米Microsoftによる米Activision Blizzard買収(687億ドル)に次ぐ大型買収だ。
Broadcomは、ネットワーク関連の半導体製品などを提供する大手ベンダーだが、2018年の米CA Technologies買収(189億ドル)、2019年の米Symantecのセキュリティ事業買収(107億ドル)などで企業向けソフトウェア分野にも拡大してきた(Symantecは2020年にAccentureに売却した)。2018年には米Qualcommの買収(1300億ドル)も計画したが、ドナルド・トランプ大統領(当時)に禁止され、断念した。
VMwareは1998年創業のパロアルトに拠点を置く上場企業。2004年に米ストレージ大手EMCに買収され、そのEMCが2015年にDellに約670億ドルで買収されてDell傘下になった。Dellは2021年にVMwareをスピンオフした。
BroadcomはVMwareの買収完了後、同社のソフトウェア部門Broadcom Software Groupのブランド名をVMwareとし、既存のインフラとセキュリティ製品をVMwareの一部として組み込む計画。
VMwareのラグ・ラグラムCEOは発表文で、「われわれの資産と才能あるチームをすべてVMwareブランドで管理されるBroadcomのポートフォリオと組み合わせることで、優れた企業向けソフトウェアプレーヤーが誕生する」と語った。
VMwareのマイケル・デル会長は「VMwareはBroadcomと共に、世界中の大企業に価値ある革新的ソリューションを提供するための、より優れた地位を確立するだろう。これは、VMwareにとって画期的な瞬間だ」と語った。
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