NTTドコモは6月8日、AndroidスマートフォンをiDの決済端末として利用するための実証実験を開始したと発表した。専用リーダーを使う必要がなく、低コストでiD決済を導入できるようになるとしている。終了時期は未定。
実験は、日本カードネットワーク(CARDNET)が実証実験中のサービス「Tap on Mobile」を試験導入している一部店舗で実施。Tap on Mobileは、専用アプリをインストールすることで、市販のスマートフォンをタッチ決済端末として使えるというもの。一定のNFC読み取り性能基準をクリアした端末のみ使用するという。
ドコモによると、2022年3月末時点でのiD対応決済端末は全国で185.7万台を突破。iDの普及に向け、従来の決裁専用端末に加え、スマートフォンなどの汎用デバイスを活用した決済方法も拡充させる予定。
スマートフォンを非接触決済の端末として利用するサービスは他にも、米Appleが2月に発表した「Tap on Pay」などがある。同サービスは、22年後半から米国で展開予定としている。
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