ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >

「Web会議で疲れるのは音質が悪いから」NTTデータとSHUREが調査 理解度が下がりストレスに

» 2022年06月14日 11時00分 公開
[谷井将人ITmedia]

 Web会議で疲れるのは音質が悪いから──そんな調査結果を、NTTデータと音響機器メーカーのシュア・ジャパン(東京都港区)が6月13日、発表した。Web会議の音質が悪いと、認知機能の低下やストレス増加などの影響が出ることが分かったとしている。

photo 低音質なWeb会議は認知機能低下やストレス増加を引き起こす

 2社はWeb会議における疲労感の原因について調査。共同で、Web会議における音質の違いが人間のストレス反応に与える影響を実験により検証した。

 実験によれば、音質が悪いと内容が理解できず、認知機能への負荷が高まり参加者にストレスを与える結果に。さらに同じ状態が長引くと認知機能が低下し、理解力や判断力、反応スピードが鈍る、内容が理解できないストレスが徐々に蓄積されていく──といった影響があった。

 NTTデータは結果について「現場の生産性向上や働きやすい環境づくりは経営戦略の中核。オンライン会議の音質は、経営層が今後注目すべき重要な要素といえる」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.