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iPhoneを利用して極上のカメラ性能をMacに提供する「Continuity Camera」とは何か(2/3 ページ)

» 2022年06月15日 16時30分 公開
[村上タクタITmedia]

センターフレーム、ポートレートモードなども使用可能

 Bluetooth LEの、省電力でつながり続ける能力と、Wi-Fiの高速通信を連携させて、同じiCloudアカウントを持つAppleデバイスに高度な一連の連携機能を持たせる仕組みがContinuity(コンティニュイティ)。たとえは、異なるデバイス間でのコピー&ペーストや、Apple Watchの装着者がMacに自動ログインすることや、iPhoneで書いていたメールの続きをMacで書くことが可能になったりしている。最近のAppleデバイスをご利用の方なら、それらの動作が年々スムーズに、多機能になっていることにお気付きだろう。

 Continuity Cameraも、同様にBluetoothとWi-Fiを使って、iPhoneのカメラをワイヤレスでMacの外部カメラとして認識させる機能。われわれの身の周りで多くの場合、最も高機能なカメラであるiPhoneのカメラを使って、Macに高品位な外付けカメラの機能を提供するというわけだ。

 利用には、いずれも秋に公開されるiOS 16と、macOS Venturaが必要。

photo ポートレートモードのスタジオライティングの機能を使って、背景から自分を浮き立たせることができる

 単に、高品位なカメラとして機能するだけでなく、センターフレーム機能でカメラの前で動いても画角の中心に捉え続けたり、ポートレートモードで背景に美しいボケを与えたり、スタジオ照明機能で、人物、特に顔を明るくし、背景を暗くすることができる。最近のiPhoneは暗くても美しい写真に仕上げてくれることはご存知だと思う。その性能をビデオ会議で使うことができるのだ。

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