法隆寺が設備の維持管理費を募るため6月15日に始めたクラウドファンディングに、23日時点で1億円の支援が集まった。プロジェクト終了日まではまだ36日あるが、すでに5000人以上が支援し、目標金額の5倍に達している。
法隆寺は日常的な設備のメンテナンスや警備、宝物の修理などの維持管理にかかる費用を参拝客の拝観料で賄っている。しかし、コロナ禍で参拝客が激減したことで費用の確保が難しくなったことからクラウドファンディングで支援を募ることにした。
支援プランは5000円から100万円までの16種類。クラウドファンディング開始から1日足らずで目標金額の2000万円を達成した。
返礼品として、お礼状や参拝券、南無仏太子像、複製百万塔などを用意していたが、「当初の想定をはるかに超える支援」(法隆寺)があったため、22日には返礼品の在庫が切れる事態になっていると発表していた。
法隆寺はプロジェクトページで「『皆で護っていく』『皆の宝である』という篤いご支援ご厚情を多くの方から賜り、本当に有り難く、力強い皆さま方のお心持ちに対し感謝に堪えません」とつづっている。
クラウドファンディングの締め切りは7月29日午後11時まで。
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