兵庫県尼崎市は7月1日、全市民46万人分の個人情報を保存したUSBメモリを紛失した件を巡り、調査委員会を設置したと発表した。メンバーは関西大学総合情報学部の小林孝史准教授など3人。事案の原因や対処の検証、今後の再発防止策を審議するという。
メンバーは小林准教授に加え、神奈川県藤沢市総務部情報システム課の大高利夫さん、弁護士の櫻庭信之さん。いずれも学識や経験などを基準に選んだという。
尼崎市は6月23日にUSBメモリの紛失を発表。市の委託業者であるBIPROGY(旧社名:日本ユニシス)の協力会社の委託先社員が、市民46万人分の個人情報を保存したUSBメモリを外部に持ち出し、紛失したとして謝罪していた。同市は24日にUSBメモリを発見。現在は保存していた個人情報を調査中という。
尼崎市、全市民の個人情報入りUSBを発見 メモリ内のデータの調査へ
尼崎市、全市民46万人分の個人情報入りUSB紛失 委託先関係社員が飲食店でなくしたか
USBメモリ紛失の尼崎市、記者会見でパスワードの桁数暴露 ネット騒然 「悪例として最高の手本」
尼崎市USBメモリ紛失事件でBIPROGYが謝罪 株価は一時100円近く下落
「日本ユニシスがビプロジーに社名変更していた」尼崎USB事件で話題 34年続いた名称、今年変えた理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR