7月2日未明に発生したKDDIの通信障害で業務やサービスに影響を受けたヤマト運輸や気象庁、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)などは5日までに、通信障害の復旧に伴いおおむね通常状態に戻っていると発表した。
ヤマト運輸では通信障害の影響で配達員などに電話がつながりにくい状況が発生していたが4日午後4時ごろまでに「ほぼ解消した」(同社)としている。
気象庁では気象観測システム「アメダス」からの観測データが受信できない状況が発生していたが、4日午後4時ごろに復旧したという。影響を受けた観測所は全国550カ所に上る。
大垣共立銀行ではATMで通信障害が発生していたが、4日午後3時35分ごろに全てのATMで通常稼働を確認したとしている。
一方、日本郵便では5日も配達に一部影響が残っている。同社では貨物鉄道事業者の情報システムに障害が発生し、近畿・中国・四国地方から北海道地方へのゆうパックの配送に遅延が発生していた。ITmedia NEWSの取材に対し、5日正午の時点でも「遅れの解消は確認できていない」としている。
KDDIは4日午後4時ごろに通信障害から「ほぼ回復した」と発表。全面的な復旧は5日夕方を見込んでいる。
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