米Microsoftが7月26日(現地時間)に発表した2022年第4四半期(2022年4〜6月期)の決算は、売上高は前年同期比12%増の519億ドル、純利益は1.7%増の167億4000万ドル(1株当たり2ドル23セント)だった。
売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は524億4000万ドル、1株当たりの純利益は2ドル29セント)に届かなかった。
Microsoftは、「不利な為替レートの変動」や「中国での長期にわたる生産停止と6月のPC市場の悪化」「ロシアでの事業の大幅な縮小」などが業績に大きく影響したとしている。
部門別では、Azureやサーバ製品を担うIntelligent Cloud部門全体の売上高は20%増の209億1000万ドルだった。Azureの売上高が40%増と好調だった。
OfficeやLinkedIn、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は、「Office 365」と「LinkedIn」が好調で13%増の166億ドルだった。企業向け「Office 365」の売上高は15%増、コンシューマー向け「Microsoft 365」のサブスクリプション数は15%増え、コンシューマー向けOfficeの製品とクラウドサービスの売上高は9%増だった。LinkedInの売上高は26%増と好調だったが、広告の減少がLinkedIn、検索、ニュース広告の収益に1億ドル以上の悪影響を与えたとしている。
Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は、2%増の143億6000万ドルだった。Windows OEMは、中国での長期にわたる生産停止と6月のPC市場の悪化の影響で2%減だった。企業向けWindowsとクラウドサービスの売上高は、「Microsoft 365」に支えられ、6%増だった。Surfaceは10%増。Xboxハードの売り上げは11%増だったが、ゲーミング全体の売り上げは7%減だった。
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