そして、手塚治虫「火の鳥」の読者のみなさんであれば、もうお分かりですね。機能を劣化させることなく、必要もない見た目であった足がなくなっていくという見た目の変化の順番は火の鳥の未来編と復活編に登場するロビタの物語の順番そのものなのです。
21世紀にデザインされ、家庭に入ることを目的にされたロボットのデザインが、それまでのロボットデザインの歴史を踏まえた結果、ロビタに行き着いたというのは、なんともグッとくる話だと思っています。
もちろん、ホントにソニーの設計者の方がそんなことを考えていたかどうかなんてことは知りませんし、確認もしていませんよ。でも身近なロボットのデザインに対して、そのぐらいの妄想はしていいと思うのです。
そして、そう妄想するとpoiqの包装材のひとつである透明ケースもなにかのカプセルのように見えてきます。
ということで、さっさとpoiqの電源を入れろ、そもそもpoiqの研究員としてはAIの話を書けという声が聞こえてきそうですが、もう少しデザインの話は続く予定です。
いつかは帰ってしまうロボット「poiq」とは何か?
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