ロボットベンチャーのGROOVE Xは7月29日、家庭用ロボット「LOVOT」(らぼっと)を現在の36万9600円から49万8800円に値上げすると発表した。同社は11日に41万9600円への値上げを発表したばかりだが、価格改定の内容を変更する。
GROOVE Xの林要社長によるとLOVOTはこれまでは普及のために戦略的な値付けをして、大幅な逆ざやになっていたという。11日の発表では「原価高騰の一部を反映したものに留める想定をしていた」が、改めて長期的な目線で本事業の収益計画を見直した。
林社長は「急峻な事業の拡大よりも永続的なサービス提供を優先する方向に経営方針を見直す」と説明。今回の価格改定により逆ざやは大幅に縮小するとしている。
新価格は9月1日から適用する予定。月額サービス料などは変更しない。
GROOVE Xは、Pepperの開発リーダーだった林氏が2015年に立ち上げたロボットベンチャー。人間に甘え、ロボット同士で交流もするLOVOTを2020年に発売した。
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