KDDIが7月29日に、同月初に発生した通信障害の“おわび”としてユーザーに返金すると発表した。一方、これに便乗したフィッシング詐欺が発生する可能性もあり、同社は注意を呼び掛けている。
KDDIは24時間以上サービスが使えなかったユーザー271万人に、約款に基づく返金をする他、全ユーザー3589万人に「おわび返金」として200円を9月の請求額から減算する形で返還する。
返金方法は新聞広告やSMS(ショートメッセージサービス)、請求書などで8月中旬以降に告知する。このうちSMSでの通知について、KDDIはフィッシング詐欺対策として「SMSを送付する際は、リンク先のURLを記載しない。ユーザー情報の入力も求めない」としている。
メッセージ内にリンクがあるもの、個人情報を求めるもの、8月上旬に届くものは偽物の可能性が高い。正確な情報は、公式アプリやWebサイトから取得するなど対策が必要だ。
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