米Intelは8月9日、建築や工学、建設、デザイン、製造業界などのプロフェッショナル向けGPU「インテル Arc Pro A」シリーズを発表した。ノートPC向けの「Intel Arc Pro A30M」と、デスクトップ向けの「Intel Arc Pro A40/ A50」の3機種を2022年の後半に販売する。価格は未定。
全製品でハードウェアレイ・トレーシングや機械学習機能を備える他、動画圧縮コーデック「AV1」のハードウェア・エンコードにも業界で初めて対応するという。いずれも演算ユニットとIntel XMXエンジン、ベクトルエンジンは128基、Xe-Coreとレイトレーシングユニットをそれぞれ8基搭載する。いずれも、8K60Hz×2枚、4K60Hz×4枚、5K240Hz×1枚などの映像出力に対応するとしている。
A30Mはメモリ4GB(GDDR6、64bit、128GB/s)、最大消費電力は50W、最大演算性能は3.50TFLOP。A40はメモリ6GB(GDDR6、96bit、192GB/s)、最大消費電力は50W、最大演算性能は3.50TFLOP。A50はメモリ6GB(GDDR6、96bit、192GB/s)、最大消費電力は75W、最大演算性能は4.80TFLOP。
また、3DCG制作ツール「Blender」をはじめ、クリエイター向けのアプリケーションにも最適化されているという。レンダリングやレイトレーシングのオープンソースライブラリ「インテル oneAPI レンダリング・ツールキット」を使い、主要なレンダリング・ツールと統合することもできる。
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