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M1 MacBookを自分で修理 Appleが米国で専用プログラム 純正パーツや工具類を提供

» 2022年08月23日 11時50分 公開
[山川晶之ITmedia]

 米Appleは8月22日(現地時間)、ユーザー自身でMacを修理する「Self Service Repair」の提供を米国で開始した。23日より「Apple M1」チップを搭載した「MacBook Air」「MacBook Pro」を対象に、修理マニュアル/純正パーツの提供と専用の修理ツールキットのレンタルを始める。

Appleが「MacBook Air」や「MacBook Pro」のセルフ修理プログラムを提供

 この修理プログラムは、電子機器の複雑な修理に慣れているユーザーを想定したもので、ディスプレイ、バッテリー付きトップケース、トラックパッドなど、モデルごとに10種類以上の修理タイプを用意するという。

 ユーザーは、専用サイトにアクセスし、修理したい製品のマニュアルを確認後、「Apple Self Service Repair Store」にアクセスし、必要な部品とツールを注文する。Apple製品のためにカスタム設計された修理ツールも用意しており、49ドルで1週間のレンタルが可能だ。

 Appleは、2022年4月からiPhoneにも同様の修理プログラムを提供している。Mac向けのSelf Service Repairは、今後EUを皮切りに、他国にも展開する予定だ。

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