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「aiwaデジタル」スタート 1万6800円のスマホなど6製品を発表

» 2022年08月24日 19時20分 公開
[山川晶之ITmedia]

 JNSホールディグス傘下のJENESIS(東京都千代田区)は8月24日、スマートデバイスの新ブランド「aiwaデジタル」の製品第1弾を発表した。タブレット、スマートフォン、スマートウォッチなど全6機種を9月以降に販売する。JENESISは、aiwaデジタルを展開するにあたり、2022年6月にアイワから「aiwa」ブランドのデジタル分野における商標使用権を取得している。

 Androidタブレットは3機種。10.3インチ液晶パネル(2000×1200ピクセル)にMediaTekのMT8183、メモリ4GB、ストレージ64GB、IP65の防水防滴に対応した「JA2-TBA1001」を3万9800円(以下すべて発売記念特価)で販売する。MT8183は、Amazon Kindle Fire HD 10でも採用されているオクタコアSoCだ。

 その他、10.1インチ液晶パネル(1280×800ピクセル)にMediaTek MT8168、メモリ4GB、ストレージ32GBを搭載した「JA2-TBA1002」が1万9800円、8インチ液晶パネル(1280×800ピクセル)にMediaTek MT8168、メモリ2GB、ストレージ32GBを搭載した「JA2-TBA0801」が1万6800円。3機種ともAndroid 12を搭載する。

 Windowsタブレットも1機種ラインアップ。10.5インチ(1920×1080ピクセル)の液晶パネルを搭載し、Intel Celeron N4200、メモリ4GB、ストレージ64GB、Windows11Proを搭載した「JA2-TBW1001」は4万9800円。「2 in 1」タイプで専用キーボードも用意する。

 Androidスマートフォンは1機種を用意。6.5インチディスプレイ(720×1600ピクセル)、SoCは中国Unisoc製「T310」を採用。メモリ2GB、ストレージ32GB、IP52の防滴性能を備える。800万画素のメインカメラ、200万画素マクロカメラのデュアル構成で、nano SIMスロットは2つ搭載する。価格は1万6800円。

 スマートウォッチは1機種。1.8インチの液晶パネルを内蔵し、心拍数、心拍変動、血中酸素濃度、睡眠モニター、20種類以上のスポーツモードを搭載。IP67の防水防塵にも対応する。待機時間は5日としている。スマートフォンとは専用アプリで接続する。価格は5800円。

 JENESISは、中国深センに自社工場を持つODM/EMS企業で、ソースネクストの「POCKETALK」や、紛失防止トラッカー「MAMORIO」などの製造を手掛ける。また、自社ブランド「geanee」も展開する。

 アイワは、もともと1946年に愛興電機産業として設立。59年にアイワに社名変更し、69年にソニーの傘下に。02年にソニーが吸収合併したものの、08年には「aiwa」ブランドを終了した。2017年に、ソニーのEMSとしてオーディオ機器の設計や製造を手掛けてきた十和田オーディオがaiwaの商標権をソニーから取得し、現在のアイワを設立している。

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