アプリ開発ベンチャーのbondavi(神奈川県横浜市)は8月31日、Webブラウザに表示される苦手な言葉を全て「ぴよぴよ+ひよこの絵文字」に変換する「ひよこフィルター」のスマートフォン版を発表した。iPhoneの「Safari」、Androidの「Kiwi」で動作する。
ネット上の誹謗中傷から利用者を守るブラウザの拡張機能。苦手なワードを登録すると、Webページを開いた際に「ぴよぴよ+ひよこの絵文字」に変換して表示する。心の準備をしてからひよこをタップすると変換前の言葉に戻る。PC版の公開後、「スマホでも使いたい」 という要望を受けて開発した。
iPhone版はSafariの拡張技術「Safari extensions」を活用した。App Storeからアプリをダウンロードし、iPhoneの設定で「機能拡張」→「コンテンツブロッカー」から「ひよこフィルター」をオン。下にある「すべてのWebサイト」の項目を「許可」にすると使える。
Androidでは、Chromeの拡張機能を利用できるブラウザアプリ「Kiwi Browser」を導入するとPC版のひよこフィルターが使える。ただし一部端末で動作が安定しない場合があるとし、bondaviはユーザーからのフィードバックを求めている。
ひよこフィルターはbondaviの戸田大介社長の「厳しいユーザーの声も無視できない。しかし傷つきたくない」という個人的な悩みから生まれたコンテンツフィルター。PC版は1年ほど前に開発し、公開する予定はなかったが、SNSで試作品について言及したところ多くの反響があり一般公開を決めた。
bondaviは広告代理店出身の戸田社長が創業したアプリ開発ベンチャー。これまでに作業への集中を助けるアプリ「集中」や三日坊主を克服するアプリ「継続する技術」などを公開しており、累計ダウンロード数は400万を超えている。
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