「バッファロー製nasneは、完全新規設計として開発した」――バッファローは8月30日、ネットワークレコーダー「nasne」を、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から継承した当時の裏話を、「PRTIMES STORY」で公開した。nasneは同日、誕生10周年を迎えている。
nasneは2012年8月30日にSIEが発売。2019年6月にSIEが出荷終了を発表した。当時は、nasneに接続して使う外付け機器を多数販売するバッファローにも問い合わせが殺到したという。
その後、2020年10月7日にバッファローがnasneの継承を発表。Twitterなどで話題を集めた。
バッファロー製nasneは、デザインやパッケージはSIE製品のイメージを踏襲し、違和感が出ないことを目指しつつも「ハードウェアは一から作り直し、共通部分はほぼ無いと言えるほど、CPU、OSともに完全に新規設計」だという。
コーデックやサポート解像度も見直し、専用アプリ「torne」との連結部分も再設計。内蔵HDDを2TBに増強し、外付けHDDへの対応も2TBから6TBまで増強した。
2021年3月下旬に発売すると、完売が続出。4カ月にわたって品薄の状態が続いたという。
バッファローはnasne 10周年を記念し、「誕生祭2022」の特設サイトを公開。直近のアップデートで最大録画件数を3000件から6000件に拡張したことを告知している他、ステッカープレゼントなどのキャンペーンを行っている。
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