大日本印刷は9月7日、漫画原稿をアニメーションに加工することで制作にかかる時間やコストを大幅に抑える「ライトアニメ」事業に乗り出すと発表した。2025年度までに30億円の売上を目指す。
出版印刷事業で培ったコンテンツ加工技術を応用し、漫画原稿を生かす独自のアニメ制作フローを開発した。セリフの吹き出しなどを削除した漫画原稿を着色、分割し、必要に応じてアクションを加えるという。
「制作時間は従来平均の約12分の1、費用は約10分の1での提供を目指す。従来の制作手法ではアニメ化が難しかった多くの作品、原画のタッチを生かしたい作品などを比較的容易に市場に供給できる」としている。
DNPは専用の制作スタジオ「DNP Light Anime Production」を開設する。制作したアニメ作品は同社が事務局となって動画配信プラットフォームなどに放送権を販売する考えだ。
またグループ企業が運営する電子書籍販売サイト「honto」などの配信サービスを通じて作品を流通させる。第1弾として柊のぞむさんの漫画「どっちもどっち」(海王社刊)を約10分間のアニメーション付き電子書籍としてhontoで8月から販売している。
アニメ「ポプテピピック」2期、地上波と同時にニコニコなどで生配信 アマプラの見放題も同時に
ニコニコ、視聴者が特定のクリエイターを継続的に支援できる機能を10月に実装 月額330円
日本アニメのデータベース「アニメ大全」一般公開 約1万5000作品、約18万話を掲載
3.5インチフロッピー、未来技術遺産に 「デジタルマビカ」も
テレビ番組表から“見逃し配信”を直接再生、「Gガイド」が全国展開へ BS番組もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR