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「Apple Watch SE」に新モデル 3万7800円から 「Series 8」も登場

» 2022年09月08日 20時30分 公開
[ITmedia]

 米Appleは9月7日、同社が開催したオンラインイベントにて「Apple Watch Series 8」と第2世代の「Apple Watch SE」を発表した。価格は、Series 8のGPSモデルが399ドル(日本価格は5万9800円)、セルラーモデルが499ドル(同7万4800円)から。SEのGPSモデルは249ドル(同3万7800円)、セルラーモデルは299ドル(同4万5800円)から。同日より注文の受け付けを開始し、9月16日に発売予定。

(左から)「Apple Watch Series 8」と第2世代「Apple Watch SE」

 Series 8は、「S8 SiPデュアルコアプロセッサ」を搭載し、前世代と比べて20%処理速度が向上。新たに、皮膚温センサーを追加。月経周期の予測精度が向上している。また、256Gまで検出可能な加速度センサーや、ジャイロセンサー、気圧センサー、マイクなどを組み合わせた「衝突事故検知機能」も搭載。自動車の事故発生を検出し、ユーザーからの応答がない場合は自動で緊急通報する。この他、国際ローミングにも近日中に対応予定という。

 Series 7から実装されている心電図、血中酸素、心拍数、睡眠トラッキング、常時表示のRetinaディスプレイ(最大1000ニト)も利用可能だ。カラーは、アルミが4色(ミッドナイト、スターライト、シルバー、(PRODUCT RED))、ステンレススチールが3色(グラファイト、シルバー、ゴールド)。ケースは、IP6X相当の防塵性能を備え、水深50mまで耐えられる。

コスパに優れる「SE」もアップデート

 SEモデルも刷新された。Series 8と同じ、S8 SiPデュアルコアプロセッサを搭載。衝突事故検知機能や国際ローミングに対応する他、水深50mまでの耐水性能を有する。その他の機能としては、心拍数の計測や睡眠トラッキングが利用可能だ。

 前モデルのSEと同じく、上位モデルに搭載される搭載される心電図機能、血中酸素の計測機能、常時表示には対応しない。ケースはアルミのみで、サイズは前世代の44mm/40mm。ディスプレイサイズもSeries 8より一回り小さい。

エッジまで表示領域が広がったSeries 8と比べると、SEの表示領域は一回り小さい

 同社は、Apple Watchの新しいラインとなる「Apple Watch Ultra」も併せて発表している。こちらは、探検家やアスリート、ダイバー向けのモデルで、極度な環境でも動作するよう耐環境性能を高めたモデルとなっている。価格は、799ドル(国内価格は12万4800円)から。

Apple Watchは新ライン「Ultra」も追加された

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