10月4日の北朝鮮によるミサイル発射直後、東京都の島しょ部に出た警戒情報(国民保護情報)は誤配信だった。松野官房長官は同日午後の記者会見で原因を調べる考えを示した。
4日午前7時22分に北朝鮮が発射した弾道ミサイルは最高高度1000kmで青森県上空を通過し、日本のEEZ(排他的経済水域)外に落下した。
政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて北海道と青森県にある4市町に警戒を呼びかけた。この影響で東北新幹線や北海道新幹線が一時運転を見合わせた。
一方、誤って東京都の島しょ部9町村にもミサイル発射の情報伝達が行われていた。これを受けて東京都の防災アプリ「東京都防災」も島しょ部7村に「ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、または地下に避難してください」と通知していた。
松野氏は「関係省庁が原因を究明中」と話している。
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