グーグルは10月7日、米Googleが10月6日(現地時間)に発表した「Google Pixel Watch」「Pixel 7/7 Pro」を国内でお披露目した。会見には米Googleトップのスンダー・ピチャイCEOも駆けつけ、「昨日、ニューヨークでPixel 7とPixel 7 Pro、Pixel Watchで次の一歩を踏み始めた。今日、それらを日本に紹介できることを嬉しく思う」と述べた。価格は3万9800円からで10月13日発売予定。
Pixel Watchは、Google初のスマートウォッチ。円形ディスプレイを搭載し、本体は80%リサイクルされたステンレススチールを採用する。同社が買収したFitbitの機能も搭載し、40種類のアクティビティ記録、睡眠トラッキングなどが利用できる。バンドは交換でき、20種類以上のバンドを用意する。
スマートウォッチに欠かせないのはキャッシュレスへの対応だ。日本のGoogleストアでは、Suicaのアイコンを表示したPixel Watchの画像が掲載されていたが、会見で正式にSuicaへの対応を発表した。ただし、交通系ICはSuicaのみでPASMOには対応しない。Suicaの定期券も非対応という。その他FeliCa系のキャッシュレスサービス(iD/QUICPay)などにも対応しない。
本国でのイベントでは、ECG(心電図)への対応も発表されたが、こちらは日本では現在使えないという。米国のGoogle担当者は「今(日本での)承認を一生懸命取得している。使えるようにしたい」と語った。
メディアからは、価格付けに関する質問も飛び出した。というのも、1ドル145円という大幅な円安下で、1ドル104円というレートで値付けがされているからだ(米国では349ドルから)。これに対し、米Googleの担当者は「競合環境とPixel Watchに搭載するすべての機能を考慮し、それらの要因に応じて価格を設定した。考慮しなければならないもう1つの要因である外国為替についても、為替の動向に応じて価格を設定した」と説明した。
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