イーロン・マスク氏率いる米SpaceXは10月19日(現地時間)、衛星インターネットサービス「Starlink」を飛行機内で利用できるようにするサービス「Starlink Aviation」を2023年に提供開始すると発表した。
マスク氏は「飛行機の中でも自宅と同じ感覚でネットを使えるようになる」とツイートした。
SpaceXのStarlink AviationのWebサイトによると、「Starlinkは1機当たり最大350Mbpsの速度を提供するため、すべての乗客が同時にネットにアクセスできる。わずか20ミリ秒の遅延で、ビデオ通話やオンラインゲームなど、以前は機内では難しかったアクティビティに参加できる」という。
機内Wi-Fiサービスは大手航空会社が既に提供しているが、オンラインゲームができるほどのキャパはない。
Starlink Aviationは、Starlinkの低軌道衛星を利用するので、「受信機器の電源が入っていてStarlinkの衛星からさえぎるものがない限り」どこからでも接続できるという。
受信キット「Starlink Aviation Kit」にはフェーズドアレイアンテナを含む「Aero Terminal」、電源、2つのアクセスポイント、ハーネスが含まれる。
Starlinkは既に、船上で使える「Starlink Maritime」と車に積んで移動先で使える「Starlink RV」を提供している。
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