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イーロン・マスク氏、Twitterを買収したら従業員の75%を削減する計画

» 2022年10月21日 10時58分 公開
[ITmedia]

 10月28日までに米Twitterの買収を完了する予定のイーロン・マスク氏は、買収完了後、Twitterの従業員の約75%を削減する計画であると、米Washington Postが10月20日(現地時間)、独自に入手した文書やインタビューに基づいて報じた。

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 Twitterの現在の従業員は約7500人。マスク氏は、同社を2000人程度の最小限のスタッフに削減する計画だと、この取引を支援する予定の投資家に語ったという。Twitterはマスク氏からの提案以前から、従業員の約25%を削減する計画ではあったが、マスク氏の計画は「想像を絶するものだ」とTwitterの元幹部はWashington Postに語った。この規模のレイオフは、有害コンテンツ管理やセキュリティ問題対策の能力を弱め、日常業務に間違いなく影響を与えるだろうと元幹部は指摘する。

 この記事によると、マスク氏はまた、Twitterオーナーとして、コンテンツモデレーションポリシーを緩和し、サブスクリプションベースの収益モデルに移行する可能性があるという。

 マスク氏は投資家に対し、3年間で収益を2倍にし、広告を表示できるDAUを3倍にする計画だと語ったが、その達成方法については説明していないという。

 同氏は4月、440億ドルでTwitterを買収することで合意した後、買収を撤回し、Twitterに提訴された後、同じ条件での買収を再提案した。マスク氏は10月28日までに買収を完了するとしている。

【修正履歴:10月21日午後9時50分 初出時、Twitterの買収額を440ドルとしていましたが、正しくは440億ドルでした。訂正してお詫び申し上げます】

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