米Twitterは9月13日(現地時間)、オンラインでの臨時株主総会を開催し、イーロン・マスク氏と4月に合意した総額440億ドルの買収取引を承認した。
マスク氏は一方的に買収計画を撤回しており、Twitterはマスク氏を提訴している。
株主総会の暫定的な集計の結果、株主の過半数の賛成で、買収計画は承認された。最終的な集計結果は米証券取引委員会(SEC)に提出される見込みだ。
マスク氏はTwitterがユーザー数に占めるbotやスパムの割合を正確に開示していないことを理由に買収撤回を主張している。裁判は10月に米東部デラウェア州の裁判所で審理が始まる予定だ。
同日には、1月にTwitterを退社し、8月に内部告発したピーター・“マッジ”・ザトコ氏の公聴会での証言も行われた。同氏は主にTwitterのプライバシーやセキュリティに関する問題について語り、アカウントに占めるbotの割合については言及しなかった。
マスク氏側弁護団は、10月の裁判に前CEOのジャック・ドーシー氏とザトコ氏を証人として召喚している。
Twitter内部告発者のザトコ氏、上院公聴会で証言 「経営陣は規制当局をだました」
イーロン・マスク氏、Twitter買収をめぐる裁判でジャック・ドーシー氏に召喚状
Twitter、イーロン・マスク氏を提訴 買収契約の「責任を負わせるための訴訟」
イーロン・マスク氏、Twitter買収取りやめ通知 Twitterは提訴の構え
Twitter、マスク氏による買収に合意 440億ドル(約5.6兆円)で非公開企業にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR