宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大学、九州大学、海洋研究開発機構(JAMSTEC)による研究グループは10月21日、「はやぶさ2」のサンプル収納コンテナの外部に、小惑星「リュウグウ」の粒子を2粒発見したと発表した。
研究チームは、「今後のサンプルリターンミッションにおけるサンプル収納機構の設計にもいかすことのできる新しい知見」としている。
粒子は、コンテナ開封前に、蓋とコンテナ本体の隙間にあったもので、約1mmの黒色だった。
研究チームが粒子を鉱物学的・岩石学的に解析したところ、リュウグウの粒子だと確認した。地上の類似隕石でないことも確かめたという。
粒子は、はやぶさ2がコンテナを密封する前に宇宙空間で外に飛び出し、コンテナ蓋とコンテナ本体の間に挟まれたまま、地上に帰還したとみられる。
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